さぁ、昔の張り直しではない久しぶりの新作、静かで優しい侵略(じかん)の第四話、如何だったでしょうか。
今回も若干不完全燃焼気味です。
まず、そもそも一人称視点で物を書く、というのが俺にとってこのシリーズが初めての事だったわけですが、今回は更にシリーズ通してのメインキャラではない奴を中心とした一人称物です。
ものっそやりづらいw メインキャラじゃないから書き手である俺の思い通りに動かせるんですが…そうはいってもキャラ崩壊しない程度にサブのキャラにもそれぞれの絶対に譲れないブレない「芯」みたいな物がなきゃなんないわけで、そういうの、今までは本当にサブはちょい役で台詞も少ないから何とかなったし、誤魔化しもきいたんですが、今回はサブキャラのくせにずっといるわけだしそもそも話の中心ですからね。誤魔化しはきかないわ、自分で生み出したキャラなのに芯がハッキリ見えんわで大分苦労しました。
あと、一番最初のチャットの様子。本来ならチャットは新しい発言が上に表示されていくんですが…。それやったら読み物として見辛いことこの上ないので普通に上から下へ。それと、発言後ろの時間ですが、「それっぽさ」を出す為の飾りです。深く考えないでね。
また、カンナちゃんが当初の予定とは偉く違った立ち回りをするんですよね。それにもかなり引っ張られました。そもそも初めは単純に「犯されそうになる女の子」としてしか自分の中で設定してなかったんですよ。
それがなんか勝手に天然気質になるわ、でも実は強い面を持ってたりするわと…キャラが勝手に動き出すを通り越してキャラが勝手に自己のキャラを生み出して育てていきましたな感じです。
ま、そのおかげで大分自分の中で好きなキャラにもなったんですが。初めはイメージCVなんて何も考えて無かったのに向こうから勝手に「私のキャラ的に声はこの人でお願いします。」と注文つけられました。
メトロン星人…作中で名前まで名乗ってませんが、彼が前から名前の上がっていた‘穏健派’リーダーのシンジです。彼も当初の予定だともうちょっと出番長かったし、名前も言う筈だったんですが、「これくらいで十分」とされてしまいました。
いかんなぁ。なんか好き放題あしらわれてるな俺。
タイトルはウルトラセブン第10話「怪しい隣人」から取ってます。イカルス星人が出る話です。
他にも今回はいつも以上に小ネタが多いです。色々探してみて下さいw そんな分かり辛いのはそうないですけど。
ちなみに、物凄いどうでもいい裏設定として、ウルトラマン・怪獣・宇宙人が存在するこの世界では実写での「巨大ヒーロー・怪獣物」はTV放映ご法度とされていて、映画でもそういった物は映画館オンリーになってます。スーパー戦隊やらメタルヒーローやら巨大な敵が出る作品はありません。特撮物は仮面ライダーの独壇場みたいになってます。どーでもいいね。
設定投下
HN:カンナ イメージCV:中原麻衣
HN:燃えない翼 イメージCV:檜山修之
シンジ設定その1
名:シンジ HN:東京サブウェイ(他多数) 愛称:特に無し 種族:幻覚宇宙人メトロン星人 性別:男
年齢:地球人でいうと40代前半…なのだが、見た目は非常に若い 身長:174cm 体重:62kg
髪の色:黒 瞳の色:黒 イメージCV:子安武人